水素にも色がある?

学生時代にしっかりと化学の勉強をしておけば、化学関連のニュースの内容が理解できたのにと今更後悔しています。水素は透明かと思いましたが、ニュース記事で<グリーン水素>、<ブルー水素>、<グレー水素>などと書いてあると訳が分からなくなります。関連記事掲載の新聞を何紙か読んでみましたら、これは【脱酸素社会】構築のためには水素の活用が必要という提言・議論のようでした。脱炭素社会のためには<童心に帰れ>だか<自然に帰れ>だかの思想家・教育学者の言葉がありました。また、古豪の先進国が環境保護に舵を切りつつあるのだから、新興の発展途上国はそのまま途上国で止まってくれという意見もあるかも知れません。それが不平等か否かの議論をしている暇にとにかく二酸化炭素の排出量は削減しなければなりません。CO2はエネルギーを生成するときも消費するときも発生します。電気自動車の充電に使用する再生エネルギーは気象条件等により供給が不安定なりますので、水素を貯蔵しておくとの事です。これと酸素とを反応させながら電気エネルギーと水を生成する燃料電池を使用するとの事です。私にはイメージが湧きませんが、最終的に二酸化炭素を排出しないものを<グリーン水素>、発生したCO2を地下に貯蔵するものを<ブルー水素>、発生したCO2を大気中に放出するものを<グレー水素>と呼んでいるようです。水素に色があるわけではありません。

-2021年04月28日-