イモの都・川越は養蚕業も盛んだった

県立川越総合高校に【養蚕資料室】が開設されました。明治、大正、昭和の養蚕の道具類が300点と文献が100点以上開示されています。これは同高の前身の<県立養蚕学校>の開校100周年を記念して設置されました。川越藩以来の商都川越は周辺に広大な農村地帯を抱えていました。江戸を立って【9里4里うまい13里】の場所にある川越は美味しいサツマイモの産地であることは知られていますが、当時の花形産業である養蚕業も大変に盛んであったとの事です。実はNHK大河ドラマの<青天を衝け>の撮影に同校資料室の道具が貸し出されました。県立養蚕学校及び川越農業高校の伝統を引き継ぐ川越総合高校では課外活動で養蚕の飼育を再開しました。記念事業に尽力された実行委員長の大野松茂氏は元県会か国会の議員だった方かと思います。

-2021年05月24日-