5歳児教育でスタートラインの調整?

文科省は小学校入学時の【学習態度】や【認知能力】(知能と言い換えてもよろしいかと思います)の差を縮小するために5歳児用の共通教育課程を設けるようです。担当するのは幼稚園、保育園、さらに認定保育園との事です。これは幼児教育では既に<好奇心>、<粘り強さ>、<協調性>を目標にしていますが、それを明確に【言葉】とか【探求心】とかに具体化させるようです。これは良いとしましても、【情報活用】なる領域では、<幼児がタブレット端末を遊び道具にする>との例示があり、探求心の領域でも<砂場で遊ぶ時も身の回りの現象に科学的な問いを持たせる>との例示があります。このような【人間の機械化への訓練】のようなものは教育とは呼べないと思います。この競走馬のスタートラインを合わせるための教育は欧米先進諸国や科学的社会主義諸国でも大規模な実験が既に実施・検証されたのではないでしょうか?【個性の重視】と言いながら、真逆のことをするのでしょうか?個性には、知能、情操、身体能力、粘り強さ、協調性、等人間の外見、内面のすべてが含まれます。多種多様だから個性になります。<学校でも職場でも蟻の世界でも頑張る者とサボる者がいる>から社会になるわけです。

-2021年07月12日-