児童相談所職員が定員割れ

児童相談所の【児童福祉士】が大幅に不足しているようです。近年の児童虐待等の深刻な問題の急激な増加により<中核市>に加えて<東京23区>にも児童相談所が設置されることになりましたが、肝心な職員が不足と言うよりも全国で4千人しかいない状態です。確か福祉や心理関係の学科には【社会福祉士】、【精神保健福祉士】、【臨床心理士】という専攻はありますが、児童福祉士というのはないのかも知れません。これらの資格や【教員免許】の保持者が一定期間の研修を受講したうえで受験資格が得られる等の応急的な措置により、とにかく底辺を拡大する必要があると思います。【任用制】などという料簡の狭い採用方法に拘泥されずに、少なくとも募集定員の数倍の免許を発行しなければならないと思います。職務内容が異なりますので単純な比較はできませんが、我が国の臨床心理士なんかは外国に較べると取得が容易だと聞いたことがあります。それでも何年か勤務しているうちには少しずつ自信が付いてくるようです。

-2021年06月30日-