年間予定表|看護学校受験・准看受験|東京都・埼玉県

【数学】

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系(大学志望者用)
数学における体系的な理解には、1:各分野の基礎事項の徹底した反復練習と、2:数学の核心にあるイメージの言語化・記号化の2点が必要だと考えています。
具体的には日々の授業の復習と疑問点の教師への質問が重要であり、また、問題文を必ず図式化して、さらに色鉛筆を使ってヴィジュアルなものにして具体化する作業を怠らないようにしてください。
前期は、医系、理系の数学全般についての基本から標準問題の一般的な解法パターンを修得します。少人数ゼミを通して、生徒に特有な思考パターンを見出して、必要な場合は修正します。
後期は志望校の過去問について、易から難へと段階を踏みながらじっくりと取り組みます。直前は、演習形式と個別指導を交互に行い、弱点の発見と学力の定着を図ります。


●看護・保健系(専門学校志望者用)
高校生であれば、今現在、社会人であれば、高校在学の当時は、数学が嫌いで文科系のクラスに所属していたことを想定して、授業はゆっくりとわかりやすく進めます。
前期は、中学レベルの計算能力を確認しながら、数学ⅠAについて教科書レベルの解説と基本的な解法パターンの修得を中心に進めていきます。
後期は、看護・保健系の過去問について、基本事項を確認しながら体系的に解いていきます。直前は、演習形式と個別指導を交互に行い、弱点の発見と学力の定着を図ります。

●医歯薬獣医系
何年か前、正確な書名は忘れたが、「数学は暗記科目だ」というような名の本が出た。「暗記科目」というのが刺激的で、この本をけなす人も多かったらしい。実際のところ、バンダナまいた有名な数学の先生も、「999題暗記していても、1,000題目が出題されたらおしまいだ」などという間の抜けたことを言っていた。
期末テストならいざしらず、数学や記号だらけの解答は何百題も暗記する人などいるわけがない。非難した人の多くは「暗記」という言葉に拒否反応を示したのであろう。私が読んだところでは(立ち読みだけど)、要するに、入試問題の解き方にはパターンがあるから、それを理解し、かつ、おぼえて(暗記して)おけばそれだけで大ていの問題は解ける、という実にまともな内容だった。
医学部入試の難問を解いている時でさえ、実は我々は特別に深く頭を使ったりはふつうしていない。すでに持っている多くの知識の中からその時必要なものをよび出し、それらを組み立てているにすぎない。知っているということは強力である。知る、おぼえるという努力を軽んずべきではない。諸君のがんばりに期待する。

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系
数学の入試問題は医歯薬獣・看護の学部によらず、あの短い制限時間の中でも解けるようにできています。
もちろん、全部の問題が解ける、というわけでもありませんし、そもそもこの話は合格者にとってのことであります。それでは、医療系の合格者は数学の特別な発想や着眼点をしているのか、と聞かれれば、医学部であっても【否】と答えます。簡単にいいますと、合格者は、問題に対しての最短距離の直線的な解法を首尾よく当てはめただけなのです。もちろん、問題文という絡んだ糸をほぐしたり、かかっていたモザイクを消したりしながら、いつも使っている参考書や問題集にある、例のワンパターンをうまく見抜いただけの話です。
しかし、ただ漫然と勉強していれば誰でもそうなるのか、と問われれば、これも【否】であります。本校のゼミクラスは毎年3名前後でやっていますので、君の個性に応じて、粘り強く指導して、必ずや合格の栄冠を勝ち取らせてみせます。

【英語】

医歯薬獣医系も看護・保健系も毎回授業の始めに、前回分の授業の範囲から高校必須単語を40~50語ピックアップしてチェックテストを行います。約10課毎に500語のマスターテストを実施します。基準点に達しない場合は、さらに追試を行います。通年では約2000語の英単語がマスターできます。

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系(大学志望者用)
医学や薬学の研究者は大量の英文を早く正確に読んでいます。これは、彼らが研究上外国語の文献講読になれていることと、書かれている内容が専門分野だから、専門用語も話の展開も予測できるので簡単に読めるのです。
医歯薬獣医系及び看護・保健系の入試英語では、幸いにも、英文の内容が医療系の分野が中心となっています。これは、英語があまり得意ではない受験生にとっては、大きなチャンスとなっています。私の授業では読解の題材の7割を医歯薬獣医系の専門分野に関連した英文を選んでいます。英語の長文こそ君の合格を決める得点源になるのです。
文法は、まず原理・原則を理解した上で類題練習や例文の暗唱をします。医歯薬獣医系であれ、一般の短大であれ、文法のレベルはあまり差はありません。差があるのは語法の問題、つまり熟語のレベルです。熟語の丸暗記を苦手とする理系の受験生は多いのですが、授業の解説は論理的に、あるいは、かなり単純化して記憶に定着しやすくなるように工夫します。

●看護・保健系(専門学校志望者用)
前期は、英語が苦手な生徒や高校を卒業以来、ほとんど英語から遠ざかっていた社会人もいますので、中学英文法の基本事項の徹底から始めます。そして、高校英語Ⅰについて、文型をマスターしてから、助動詞、準動詞、仮定法・・・と分野別に段階的に進みます。読解は高校入試レベルが速読できて、高校英語Ⅰの教科書がスムーズに読めるレベルを目指します。
後期は、文法は看護・保健系の過去問を体系的に解きながら、基本事項の復習をやります。読解は看護・保健系の内容の英文を中心に取上げます。特に医療系の専門用語は重点的に指導します。直前は、総合演習と個別指導が中心になります。

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系
  • 医療系合格は基本の徹底から!
    受験英語に取り組むに当たっては、まず中学~高校の基本的な文法事項と構文をしっかり身につけることが必要です。そのためには基本文法の問題集を繰り返し徹底的にマスターすることが大切です。文法は英文読解のための道具です。道具をしっかり整えることで、英文講読もよりスムーズに克服できるようになるのです。
  • 医療系合格は音読の繰り返しから!
    音読を繰り返すことは、単語や構文・文法が自然に定着し、英語の語感が養われます。同時に英語に対する抵抗感も少しずつ薄くなり、ヤル気のアップにもつながります。英語は言葉なのですから、音声を伴わない学習は片手落ちです。
  • 医療系合格は寝食を忘れるほどの多読から!
    いろいろなテーマ、いろいろなスタイルの英文を努めてたくさん読むことは非常に大切です。始めはうまくいかなくても、あきらめずに読み続ければ、必ずわかってくるものです。「読める」と、自信がついてきます。
  • 医療系合格は単語・イディオムの爆発的暗記から!
    単語一つわからないだけで英文は真っ暗闇になってしまいます。長文を読んだ時にわからない単語をチェックして覚える、英英辞典を使う、単語集・イディオム集を身辺から離さない、など、工夫をして、語彙力アップを図ることです。

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系
私は主に医歯薬獣医系と看護保健系の長文読解および長文総合演習を担当致します。英文の内容は言語学、心理学、文明論等の人文系から科学論、環境問題、医療問題等の自然系まで幅広く取上げます。現代の受験生は雑多な情報の洪水の中で、かえって自然、社会、さらに人間に対する興味や関心が薄れつつあるようですので、できる限り内容に関連した話題にも言及して、受験生の知識の不足を補います。
前期はパラグラフごとの流れを確認するトレーニングと各センテンスの構文を正確に把握する態度を身につけるように指導します。浪人生、特に多浪生は文法や構文を無視して単語を勝手に結びつけて作り上げてしまう傾向がありますので、特にこの点を徹底させます。
後期は記述式答案作成上の留意点を具体的に示しながら実践的な読解力を養成します。授業中は何回も指名して発表させますので、十分に予習して積極的に参加して下さい。

【化学】

●医歯薬獣医系
医・歯・薬系の入試においては、酸・塩素・反応速度・化学平衡、有機・高分子化合物などの特定の範囲から多く出題される。しかしながら、高等学校においてそれらの範囲は後半で履修することが多く、理解度が不十分なまま入試を迎えていることが多いのではないだろうか。そこで本講座では、頻出事項の基本定着に重点を置き、各自が入試問題に取り組める学力の養成に努めたい。以下に単元別の要点を記す。
①化学反応式と物質量・・・化学反応式の書き方およびモル計算。化学の全ての範囲に関係する最重要事項。
②気体の法則・・・ボイル・シャルルの法則・気体の状態方程式の利用、蒸気圧の扱いなど。
③反応速度と化学平衡・・・化学平衡の概念は全ての化学変化に関わるものであり、早期に理解して欲しい単元である。特に医・薬学系において人体に関わる緩衝作用・溶液は必須の知識である。
④酸・塩基の反応・・・酸・塩基水溶液のpH、緩衝溶液の計算など。化学Ⅰの酸・塩基の知識だけでは入試は乗り切れない。化学Ⅰ・Ⅱの融合した知識・理解を目指す。
⑤酸化還元反応・・・イオン化傾向による反応性、電池、電気分解、ファラデーの法則など。
⑥有機化合物・・・医学系においては人体を構成する物質、薬学系においては必要な学問そのものである、入試の大勢を左右する単元。本講座で最も力を入れるところであり、入試の得点源となるようにしたい。
⑦高分子化合物・・・基本的な部分は有機化合物とよく似ているので、高分子独自の現象を中心に扱う。

●医歯薬獣医系
〔化学〕勉強の進め方 ~今年度の方針~ 「化学」は覚えることが多くて大変だと、こぼす受験生の声をよく聞きます。確かに1,000万種類以上の物質が知られていますから、それらを無秩序に覚えようとしても無理です。したがって、覚えるだけの勉強では合格点はとれません。物質を構成する元素には個性があって、化学変化が進むには理由があります。この理由がわかれば、容易に「化学」で高得点できます。このノウハウを君達に伝授します。「化学」は新しい物質を開発したり、有害な物質を除去したりして、人々の生活を豊かに、便利に、安全にすることに役立っています。世界の中で日本は「化学」の研究でトップクラスの実力のある国です。それは近年白川、野依、田中の諸先生方がノーベル化学賞を受けたことからもわかります。「化学」を受験科目に選んだ君達は将来の仕事でも「化学」と関係することになるでしょう。この一年で君達を「化学者」の卵にします。「化学」を勉強するには、次の3点が大切です。①身近な化学現象に興味を持ち、どうしてかな?と不思議に思う心を持つこと。②論理的思考力を養成すること。③理解し納得したら、繰り返して忘れないこと。
毎回、一年を通じて課題プリントの添削と質問カードの提出・回答カードの返還が行われます。今年は「完全燃焼」して「化学」の実力者になろう!全力で応援します。ついてきなさい。

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系
化学は、物理系が好きな生徒からは暗記が多いとみなされ、また、生物系や看護系の生徒からは理論や計算が難しいと考えられているようです。実際には教科書レベルから医歯薬獣医系の入試問題に至るまで、基礎理論を修得すれば、中学の数学を使って計算問題を解くことができます。
テキストにあることを何の脈絡もなく覚えようとすると大変ですが、理論をしっかりとマスターした上で取り組むと覚えやすくなります。もちろん理論をマスターするまでには個人差もありますので、個別対応をしながら、繰り返し説明をして、繰り返しチェックをしていきます。クラスは超少人数ですので、恥ずかしがらずに何度でも同じことを質問してください。
とにかく医療系に進学した後も化学は一番重要な科目でありますので、絶対にマスターできるように指導します。

【生物】

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系
「生物」は暗記科目であると決めつけている諸君に一言、そういう認識では実験問題やグラフ問題あるいは遺伝の問題などで大きく失点する可能性がある。確かに覚えるべきことは多い。しかし、暗記すればOKという意識では「生物」が得点源にならないのだ。“覚える”と“考える”の二刀流で頑張ってほしい。
年間のスケジュールは、前期に細胞、細胞膜、細胞分裂、組織・器官、世代交代、遺伝子、発生、遺伝、後期においては代謝(酵素・異化・同化)、ホメオスタシス、生態、進化・分類へと進み、最後は問題演習で終える予定である。
「生物」は頑張れば、それがすぐに得点力アップにつながる科目であることを忘れないでほしい。

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系
入試の生物は、受験生にとっては短答式のクイズのように思われがちですが、医学部や獣医学部、そして一部の看護学部では、幅広く、そして深い知識をベースにした応用問題も出題されています。医療系の応用問題に的確に対応していくためには、解法の過程をしっかりと理解した上での正確な記憶が要求されます。
1回の授業は、医学部・獣医学部系は3時間、看護系は2時間行います。 前期は、生物の全分野の基本事項の理解のために、黒板にはカラフルな図やグラフを描いて、ゆっくりと説明致します。また、理解と記憶の定着のために授業中のチェックテストや宿題プリントを使います。
後期は、さらに理解を深めて、医、歯、獣、看護の入試に勝つために、弱点分野と頻出問題を中心に授業を行います。
このときは、教える側の観点ではなく、回答する側の受験生の立場に立った、入試で使える解法も披露します。
私自身、浪人もして医学部受験の厳しさは経験しましたが、医学部で学べるというすばらしさを日々味わっています。もちろん、歯学部、薬学部、獣医学部、看護系のいずれに進むにせよ、医療系で学び、そして医療界での専門職に就くために、今勉強していることは、すべてが将来の基盤となることを確信して、がんばってください。

【国語】

●看護・保健系 ●医歯薬獣医系
▼小論文
前期では、作文と小論文との違いから始めて、医療系で要求されている小論文とはどのようなものかを理解してもらいます。一般的には、小論文とは<自分の考えや意見を筋道の通った文章の流れに乗せて表現する>ものです。では、論理的で、しかも印象深い小論文を作成するにはどうすればよいのでしょうか。まずは、小論文の骨格となる【文章の構成の作り方】を完全にマスターしてもらいます。
後期では、現代の医療が抱えている様々な問題を考察しながら、自分なりの考え方や意見が深まるように指導します。また、社会人であれば、自身の貴重な社会体験をどのようにすれば小論文に活かせるのかということを個別に指導します。医療分野や福祉分野の専門用語は授業中に考察します。
推薦入試や一般入試での志望動機書や経歴書等につきましては、私と本校塾長によるダブルチェックを行い、何度でも推敲いたします。

▼現代文
看護・保健系の過去の入試問題の中から、現代社会の本質に触れた文章を選び抜いて教材にします。文章を理解するには、作者の考え方の本質部分に触れなければなりません。それにはどうすればよいのかにつきましては、授業中に種々の技法を教授致します。
漢字の読み書きと言葉の意味・用法につきましては、毎回宿題を出しまして、授業中に10分間ほど個別チェックと確認テストをします。
みなさんが、心優しく、そして聡明なナースになれるように全力でサポートさせていただきます。

●医歯薬獣医系 ●看護・保健系
▼小論文
<前期>作文から小論文へ。医・歯・看護の実際の入試問題の中から、特殊なテーマに関する知識・情報のウェイトの少ない一般的な課題をセレクト。原稿用紙の正しい使い方や日本語の的確な運用法を一つずつ着実に覚えながら、かつて誰もが通りかかった道=作分から<小論文>へと素手で掘り当てていく実践的トレーニングを行っていきます。
<後期>夏までに築き上げた<小論文>の土台の上に、医・歯・看護系必出の特殊テーマ(医療・福祉・環境・社会・・・)に関する知識・情報をできるだけ新鮮かつ実践的に伝授。あらゆるテーマの出題に対応できる力を養うと同時に、来春の予想問題にも取り組み、小論文における絶対の自信を培っていきます。

▼現代文
<前期>センター試験対策及び看護系入試に対応。実際の入試問題の中から、特に将来医療に携わる人に読んでもらいたい頻出分野から長文読解問題をセレクト。
<後期>実際の入試問題の中から、さらにワンランク上の良問に実践的にトライしていくなかで、「国語」で受かるためのスーパー・スキルを伝授。

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