【合格体験記(Ⅰ)】

合格体験記
平成26年度生 川上良子

子供もようやく手がかからなくなり、若い頃からの夢であった看護師に40歳を過ぎてから挑戦するようになりました。しかし、がんばったのですが2年間連続の不合格となり、もっとしっかりと指導をしていただこうと臨床アカデミーの門を叩きました。覚悟はしていましたが、事務職の会社勤めが終わってから週2日の塾通いは大変に辛いものでした。通勤電車の途上は当然として、旅行へ行くにもテキストを持参するという本当の受験生活でした。
この予備校の准看クラスは高校生の生徒ばかりでなく、20代、30代、そして私のような40代の生徒も同じ教室にいて、仲間として、またいいライバルとして、共に励まし合いながら勉強ができました。国語科の先生は身近な興味深い話題から授業への導入をしてくださったりして、大変に手厚い授業であったと思います。数学科の校長先生の授業はものすごくたくさんの量を大急ぎでやりますので、本当に辛かったです。おまけに<昨年は3ケ月過ぎた時点で川越クラスは全員合格すると確信したが、今年は皆さんの基礎学力と年齢を考えるとまた胃潰瘍になりそうだ。>などと言いますので、焦りました。
しかし、よくよく考えてみますと、小学生の頃に算数でつまずいていた私が
算数と中学の数学をわずか10カ月で学習するのですから、そう簡単に理解ができるわけはありません。後期の演習授業では、校長先生は<このクラスでも最後は何とか学校に押し込んであげるから安心して下さい。>などと毎回気休めを言いました。私は自信がありませんでしたが、看護師になるのだ、との決意は人一倍強かったと思います。家族のことや46歳という年齢を考えても、もう今年が最後の年にしようと奮い立ちました。
面接練習は色々な角度から深いところまで掘り下げたものを実施してくださったので、どの学校でも自分の気持ちが面接担当の先生方にストレートに伝わったように思います。結局、川越、比企、鴻巣、桶川のすべての准看に合格できました。ありがとうございました。

-2015年02月21日-